探偵事務所の選び方・料金相場比較|依頼前に確認すべきポイント
探偵事務所の料金体系は「着手金+成功報酬」「時間制」など事務所ごとに異なり、総額の目安は10万円台後半〜50万円程度が一般的とされる。契約前に見積書・成功の定義・解約規定の3点を書面で確認することが、トラブルを避ける最も基本的な手段になる。
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この記事で分かること
- 探偵事務所の料金体系3タイプの違い
- 調査内容別の費用相場
- 悪徳業者を見分けるチェックポイント
- 無料相談を有効に使う方法
- 契約前に必ず確認すべき項目
探偵業界に「中立な比較情報」が少ない理由
結婚式場や保険であれば比較サイト・比較メディアが多数存在するが、探偵事務所についてはそうした中立的な比較情報が驚くほど少ない。理由の一つは、探偵業が個別性の高いサービスであり、案件ごとに調査内容・日数・難易度が大きく異なるため、単純な料金比較がなじみにくいことにある。もう一つは、検索結果の上位を探偵事務所自身の公式サイトやポータルサイト(提携事務所への送客が目的)が占めやすく、第三者の立場で料金体系や注意点を整理した情報にたどり着きにくいという構造上の事情もある。
本記事は特定の探偵事務所を推奨するものではなく、依頼を検討する人が最低限知っておくべき料金の仕組みと確認ポイントを、事実ベースで整理することを目的としている。
料金体系の3タイプを理解する
探偵事務所の料金体系は、大きく分けて3つのタイプに分類できる。どのタイプかによって「総額がいくらになるか」の見通しやすさが変わるため、まずこの違いを理解しておく必要がある。
| 料金体系 | 仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| 着手金+成功報酬型 | 調査開始時に着手金、結果が出た場合に成功報酬を支払う | 結果が出ない場合でも着手金は原則返金されない事務所が多い |
| 時間制(パック料金型) | 調査員1名・1時間あたりの単価で計算 | 調査時間が長引くほど総額が上がる。上限時間の確認が重要 |
| 完全成功報酬型 | 調査結果が出なければ費用が発生しない | 「成功」の定義が事務所ごとに異なる点に注意が必要 |
※各社公式サイトの公開情報をもとにした一般的な分類(2026年7月時点)。実際の料金体系は事務所により細部が異なる。
特に注意したいのは完全成功報酬型だ。「浮気の証拠が得られなければ無料」といった打ち出し方をしていても、契約書上の「成功」の定義が調査員の主観に近い基準になっていたり、成功報酬自体の単価が相場より高めに設定されていたりするケースがあるとされる。着手金がないことだけを理由に選ぶのではなく、総額でいくらになり得るかを事前に確認することが欠かせない。
調査内容別の費用相場
調査費用は「調査員の人数×調査時間×日数」でおおむね決まる。目的別のおおよその相場は以下の通りだ。
| 調査内容 | 調査期間の目安 | 総額の目安 |
|---|---|---|
| 浮気・不倫調査(単発) | 1日〜数日 | 10万円台後半〜30万円程度 |
| 浮気・不倫調査(継続) | 1〜数週間 | 30万円〜50万円程度 |
| 結婚前の身元・素行調査 | 数日〜1週間程度 | 10万円〜30万円程度 |
| 所在調査・行方調査 | 案件による | 10万円〜数十万円と幅が大きい |
※各社公式サイトの公開情報・業界団体の公開資料をもとにした推計レンジ(2026年7月時点)。地域・調査員の人数・難易度により大きく変動するため、必ず個別の見積もりで確認してほしい。結婚前の身元・素行調査については、依頼が本当に必要かどうかも含めて結婚前の身元・素行調査は必要かで整理している。
悪徳業者を見分けるチェックポイント
探偵業は探偵業法により都道府県公安委員会への届出が義務付けられている正規の業種だが、届出をせずに営業している事業者や、届出はあっても契約手法に問題がある事業者も存在するとされる。依頼前に確認しておきたいポイントを整理する。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 探偵業届出番号の有無 | 公式サイト・契約書に記載があるか。番号が確認できない場合は避けるのが基本 |
| 見積書の詳細さ | 「調査員○名×○時間」など内訳が明記されているか。総額のみの提示は要注意 |
| 追加費用の発生条件 | 延長調査が発生する条件と、その際の追加料金があらかじめ説明されているか |
| 契約書・重要事項説明書の有無 | 探偵業法で交付が義務付けられている書面。交付を渋る事務所は避ける |
| 過度な不安を煽る営業トークの有無 | 「今すぐ契約しないと手遅れになる」といった説明をする事務所には慎重になる |
いずれも「その場で即決させようとするかどうか」が一つの目安になる。信頼できる事務所であれば、比較検討のための時間を求めても不利益な扱いをすることはないはずだ。
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無料相談を最大限に活用する方法
多くの探偵事務所が無料相談・無料見積もりを実施している。無料相談はあくまで方針と見積もりを確認する場であり、その場で契約する義務は一切ない。むしろ複数社の無料相談を比較してから決めることが、料金・対応の妥当性を判断するうえで有効とされている。
- 同じ調査内容を2〜3社に相談し、見積もりの内訳を比較する
- 「成功」の定義を必ず口頭ではなく書面で確認する
- 調査期間が延びた場合の追加費用の条件を質問する
- 相談時点で契約を急かされないかを観察する
相談を受けたその日のうちに結論を出す必要はない。持ち帰って比較検討する時間を取ることが、結果的に納得できる依頼につながりやすい。
依頼前に確認すべき契約条件
料金体系や事務所の信頼性を確認したあとも、契約書を交わす段階で見落としがちな項目がある。特に以下の3点は、契約前に必ず書面で確認しておきたい。
総額の見積書:追加費用が発生する条件と、その上限がどこにあるかを確認する。「延長調査が必要になった場合」の料金体系が事前に明示されているかが判断材料になる。
成功の定義:完全成功報酬型を選ぶ場合、何をもって「成功」とするかが契約書に具体的に記載されているかを確認する。定義が曖昧なまま契約すると、後になって「これは成功に該当しない」とされるトラブルにつながりかねない。
キャンセル・途中解約の規定:調査開始後に何らかの事情で継続できなくなった場合、着手金や既払い分がどう扱われるかを事前に確認しておく。
調査結果は今後の判断材料として重要な意味を持つため、依頼そのものの是非も含めて冷静に検討する価値がある。マッチングアプリの業者・詐欺を見分ける完全版のように、まず自分で確認できる範囲を洗い出したうえで、それでも判断がつかない場合に専門家へ相談するという順序も選択肢の一つだ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 着手金なしの探偵事務所は信頼できる?
「着手金なし・完全成功報酬」は一見親切に見えますが、成功の定義が曖昧だったり、成功報酬の単価が相場より高く設定されていたりするケースがあるとされます。着手金の有無だけでなく、総額の見積もりと成功の定義を必ず確認することが大切です。
Q2. 無料相談だけ受けても契約しなくていい?
はい。無料相談はあくまで見積もりと方針確認の場であり、その場で契約する義務はありません。複数社の無料相談を比較してから決めることが一般的に推奨されています。
Q3. 調査費用の相場はどのくらい?
浮気・不倫調査で1日あたり数万円〜10万円台、総額では10万円台後半〜50万円程度が目安とされます(各社公式サイトの公開情報より)。調査日数・調査員の人数・地域により変動するため、必ず個別見積もりで確認してください。
Q4. 都道府県公安委員会の届出は必ず確認すべき?
探偵業法により、探偵業を営むには都道府県公安委員会への届出が義務付けられています。届出番号は公式サイトや契約書に記載されているのが通常で、記載がない、または確認をはぐらかす事務所は避けるべき対象です。
Q5. 契約前に一番確認すべき項目は?
総額の見積書(追加費用の発生条件を含む)、成功の定義、キャンセル・途中解約時の返金規定の3点です。口頭説明だけでなく、必ず書面で残してもらうことが基本とされています。
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料金体系を理解したうえで、複数社の無料相談を比較するのが基本
ALG探偵社の無料相談を見る対応エリアは東京・埼玉・千葉・横浜(公式サイトより)/弁護士法人が運営。相談内容・費用は必ず公式サイトで確認を
まとめ
探偵事務所選びで最も重要なのは、料金体系の違いを理解したうえで、総額の見積もりと成功の定義を書面で確認することだ。着手金の有無や「無料」という打ち出し方だけで判断すると、想定より総額が膨らむケースがあるとされる。
また、探偵業届出番号の有無や、即決を迫らないかといった対応の姿勢も、事務所選びの重要な判断材料になる。無料相談は複数社を比較するための場として活用し、持ち帰って検討する時間を確保することが、納得できる依頼につながりやすい。
著者・監修について
Noe編集部 婚活・結婚準備にまつわる各種サービスの料金体系や制度を、公式情報・公開データをもとに中立的な立場で整理し、情報を提供しています。
※本記事の料金・サービス内容は2026年7月現在の公開情報に基づく一般的な目安です。個別の費用は必ず各事務所の見積もりでご確認ください。