マッチングアプリと結婚相談所の併用戦略|成婚確率を最大化する使い方

結婚相談所 vs マッチングアプリ
アプリ(月5,000円)と相談所(年40〜100万円)の年間費用差は約20倍。まずアプリで6ヶ月活動→うまくいかなければ相談所を追加する段階的戦略が最もコスパよい。IBJ・パートナーエージェント・オーネットが相談所大手三社。

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37歳の医師・田村さんが「アプリで2年うまくいかなかった」という話を聞いたとき、私は最初、単に運が悪かっただけだろうと思っていた。ところが実際に話を聞くと、問題はまったく別のところにあった。

アプリと相談所の最大の違いは「フィードバックがあるかどうか」だと私は思う。アプリはうまくいかない理由を教えてくれないが、相談所はそれを教えてくれる。それが価格差の理由のひとつだ。

この記事で分かること

アプリと相談所の根本的な違い

両者の特性を正確に把握することが、適切な選択の出発点だ。以下の7つの観点で比較する。

比較項目アプリ相談所
費用月3,000〜5,000円月3〜5万円+入会金+成婚料
年間コスト3〜10万円40〜100万円
出会える数多い(自分次第)月5〜10人(紹介制)
サポートなし(自己完結)専任カウンセラー
ユーザーの目的まちまち全員結婚前提
プロフィール確認自己申告年収・学歴証明あり
活動期間短い(3〜6ヶ月で交際)長い(平均1〜2年)

(各社公式サイト・Noe編集部2026年調査より)

アプリは「スピードとコスト」、相談所は「安心感とサポート」に強みがある。どちらを選ぶかは年齢・予算・目的によって異なるが、両方をうまく組み合わせることで双方の弱点を補うことができる。

婚活を真剣に行っている人のうち、アプリのみが約60%、相談所のみが約25%、両方を併用しているのが約15%とされている(各社公式発表・Noe編集部推計)。「両方使う」という選択肢が注目されているのは、アプリの出会いの量とスピードに、相談所の質とサポートを掛け合わせられるからだ。

「両方使う」ことが有効なケース

30代以上で本格的に婚活している場合は、アプリで出会いの量を確保しながら、相談所でプロフィールやデートの改善フィードバックを得る組み合わせが機能しやすい。

アプリで1年以上活動しても成果が出ていない場合は、「何が問題なのか」を相談所のカウンセラーに分析してもらいながら、アプリ活動も並行して続けるのが効率的だ。

35歳以上で早めに決めたい場合は、相談所で「成婚保証」がある環境を軸にしつつ、アプリで選択肢を補完する形が合う。

「両方使う」ときの費用感

アプリ(Pairs・Omiai)の月額は4,000〜5,000円。結婚相談所(中規模)の月会費は2〜3万円。両方使う場合の月コストは2.5〜3.5万円になる。6ヶ月活動した場合の年間コストは15〜21万円ほどだ。

相談所のみで6ヶ月活動すると、入会金10〜20万円+月会費2〜4万円+成婚料10〜30万円で合計30〜80万円になる。「アプリ+相談所」は「相談所のみ」よりコストパフォーマンスが高い選択肢になりうる。

(各社公式料金・Noe編集部推計)

主要アプリの料金一覧(2026年最新)

婚活目的で特に人気の高いマッチングアプリの月額料金は以下の通りだ。

アプリ男性(1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月)女性
Pairs4,490円 / 3,590円 / 2,790円無料
Tapple4,300円 / 3,700円 / 3,100円無料〜
with3,600円 / 3,400円 / 3,000円無料
Omiai4,980円 / 4,380円 / 3,480円無料
ユーブライド
公式サイト
4,200円 / 3,600円 / 3,000円無料

(各社公式サイト。料金は変更となる場合があります)

長期プランほど月額が安くなる。最初は1ヶ月プランで様子を見て、継続するなら3〜6ヶ月プランに切り替えるとコストを抑えられる。女性はほぼ無料で使えるため、アプリ+相談所の組み合わせは特にコストパフォーマンスが高い。

大手結婚相談所の比較(IBJ・パートナーエージェント・オーネット)

相談所入会金月会費成婚料特徴
IBJ(日本結婚相談所連盟)10〜16万円1.2〜1.7万円20〜30万円加盟店約2,400社・会員数最大規模
パートナーエージェント8〜15万円2.2〜3万円25〜30万円専任コンシェルジュによる手厚いサポート
オーネット12〜18万円1.5〜2万円18〜22万円リクルート系・全国拠点が充実

(各社公式サイト・2026年時点。プランにより異なります)

効果的な併用パターン

パターン1|「アプリで練習→相談所で本番」

まずアプリ(Pairs・Omiai)で0〜6ヶ月活動する。メッセージの書き方やデートの進め方を実際に体験しながら、どんな相手が好みか、自分の強みと弱みはどこかを把握していく。

その経験を持った状態で相談所に入会すると、カウンセラーへの相談が具体的になる。「メッセージが続かない傾向がある」「デートは行けるが次の約束につながらない」といった課題を言語化できるため、改善のスピードが上がる。

このパターンが特に有効なのは、婚活を始めたばかりで「まず感覚をつかみたい」という人だ。

パターン2|「並行して両方活動」

平日はアプリでメッセージとマッチング活動、週末は相談所からの紹介でお見合い、月1〜2回は相談所カウンセラーと面談、というリズムで動く人が多い。

出会いの選択肢が最大化され、相談所の紹介に時間がかかる時期もアプリで動き続けられるのが利点だ。費用が月3〜5万円かかること、複数のやりとりを管理する手間が増えることが難点になる。

体験談1|田村さん(37歳・医師)の場合

田村さんがOmiaiを始めたのは35歳のときだった。マッチングはそれなりに取れていた。ただ、デートが続かなかった。2年間、試行錯誤しながら活動を続けたが、原因がわからないままだった。

「自分なりに写真も変えてみたし、メッセージの書き方も工夫した。でもどこが問題なのかは、誰も教えてくれなかった」

37歳になってIBJの加盟相談所に入会した。入会費30万円を払い、最初の面談に臨んだ。カウンセラーは2時間で、2年間わからなかったことを教えてくれた。「プロフィールの書き方が医師らしさを押しつけている」「職業を前面に出しすぎて、人柄が見えない」という指摘だった。正直なところ、その言葉は少し刺さった。自分では「強みのつもり」で書いていた部分が、相手には圧に映っていたらしい。

そこからは速かった。相談所でのフィードバックをアプリの活動にも反映させ、プロフィールを全面改訂した。それから半年後、赤坂の静かなバーでのデートを経て、交際に発展した相手と成婚した。

「2年間わからなかったことが2時間でわかった。相談所に入るのが遅すぎた、というのが正直な感想です」

体験談2|白石さん(30歳・HR)の場合

白石さんの話は、もう少し複雑だ。今もまだ活動中だ。

相談所とwithを並行して使い始めたのが29歳のとき。相談所のカウンセラーとの最初の面談で、「なんか違う」と感じた。具体的に言語化できない違和感だった。恥ずかしかったのは、30万円近い費用を払って入会した直後だったこともあり、「自分の気のせいだろう」と思い込もうとしていた自分に後から気づいたことだ。2ヶ月間そのまま続けた。

2ヶ月後、やっとカウンセラーの変更を申し出た。相談所側はすんなり応じてくれたが、白石さんはこう言う。「最初の面談の時点で言うべきだった。担当者との相性は、入ってから変えられる。でもその決断が2ヶ月遅れたことで、心理的にも時間的にもロスがあった」

カウンセラーが変わってからは状況が改善した。現在はwithとの並行活動を続けながら、お見合いを重ねている。「片方がうまくいかない時期でも、もう一方があるから凹みすぎない。それが両方使う一番の利点かもしれない」。ただ、成婚にはまだ至っていない。うまくいかない月もある、と白石さんは率直に話してくれた。

相談所選びの注意点

信頼できる相談所かどうかを判断するポイントがある。大手連盟(IBJ・日本ブライダル連盟等)に加盟していること、成婚率や成婚実績を公表していること、入会前の無料相談でカウンセラーと相性が確認できること、成婚料や退会条件が明確に説明されていること、この4点が基本的な確認項目だ。

逆に、料金体系が不透明な相談所、「100%結婚できます」という誇大な宣伝をする相談所、入会を急かして断りにくい空気を作る相談所、無料相談でカウンセラーの態度が悪い相談所は避けた方がいい。

入会前に必ず無料相談を利用し、カウンセラーとの相性を確認してほしい。高額な費用が発生するため、印象だけで判断するのはリスクが高い。複数の相談所を比較してから決めることを強くすすめる。

白石さんのケースが示すように、担当カウンセラーとの相性は活動の質に直結する。無料相談の段階でその感触を確かめることが、その後の数ヶ月を左右する。

費用の重さがネックなら、月額制でオンライン完結型の相談所という選択肢もある。店舗型のように入会金と成婚料が積み上がる構造ではないため、併用の2本目として負担が軽い。IBJのような大手連盟に加盟していれば、紹介できる会員の母数は店舗型と大きく変わらない。

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併用の2本目にするなら、月額制の料金体系を先に確認したい

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IBJ加盟のオンライン結婚相談所。料金・サポート範囲・紹介人数は公式サイトでご確認ください

「アプリのみで十分」なケース

25〜30歳で時間的な余裕がある場合、費用を最小限にしたい場合、自分でコミュニケーションを取るのが苦にならない場合、アプリ活動を始めたばかりでまず試してみたい場合は、アプリだけで十分な成果を出せることが多い。

相談所は「アプリで成果が出なかった後のオプション」として考えるのが現実的だ。多くの人はアプリ単独で十分な結果を出している。

よくある質問(FAQ)

Q1. アプリと相談所を同時に使うことを相談所に伝えるべき?

A. 伝える義務はない。ただ、入会前に必ず規約を確認してほしい。多くの結婚相談所はアプリとの併用を規約で禁止していないが、相談所によっては「活動専念」を求める契約条項が入っていることもある。「アプリと併用しても大丈夫ですか?」と無料相談の段階で直接聞いてしまうのが一番早い。

どちらかで交際が決まった場合は、もう一方の活動を終了させること。複数の相手に同時に「真剣な交際」を求めるのは誠実さの観点から避けるべきだ。私自身、Pairsで交際が決まったとき、他のやりとりをどうするかで少し迷ったが、相手への誠実さを考えたら自ずと答えは出た。契約書の細部まで目を通す習慣は、後のトラブルを防ぐためにも身につけておいてほしい。

Q2. 相談所に入ったらアプリはやめるべき?

A. やめなくていい。相談所の紹介はマッチングが成立するまでに時間がかかるケースがある。その間もアプリで動き続けることが婚活の停滞を防ぐ。

ただし、同時進行の相手が増えすぎるとやりとりの管理が煩雑になるため、各チャネルで2〜3人を目安にするのが現実的だ。私がTappleを使っていたときに感じたのは、3人以上を並行するとメッセージの内容が混乱してくるということだった。誠実に向き合うためにも、管理できる範囲に絞ることをすすめる。

Q3. アプリで1年活動した人が相談所に入るタイミングは?

A. 「デートはあるが交際に至らない状態が6ヶ月以上続いている」なら、相談所への入会を真剣に検討するタイミングだと思う。

田村さんのケースがわかりやすい。2年間自分では気づけなかったプロフィールの問題が、カウンセラーとの2時間の面談で明確になった。「なぜうまくいかないのか」に答えてくれる存在がいるかどうか——これがアプリと相談所の最も本質的な違いだ。

なお、33〜35歳前後が「早めに相談所に入るかどうか迷う年齢」の分岐点とも言われている(Noe編集部・2025年ユーザー調査より推計)。複数社の無料相談を受けて比較することをすすめる。

Q4. 結婚相談所は高すぎる。もっと安い方法はある?

A. ある。段階的に試す方法がいくつかある。

まず「婚活パーティー・お見合いパーティー」(1回3,000〜8,000円)という中間の選択肢がある。アプリ+パーティーの組み合わせは、コストを抑えながら対面での出会いを確保できる。

相談所の中にも月会費1〜2万円程度の比較的安価なプランを持つところがある(IBJの一部加盟店、オーネット等)。また「婚活コーチ」と呼ばれる個人カウンセラーへの単発相談(1回5,000〜3万円程度)もプロフィール改善に効果があり、いきなり年間数十万円の相談所に飛び込む前に試す価値がある。

私が感じたのは、婚活に使うお金は「投資」として考えるとハードルが下がるということだ。いつまでも活動を続ける機会損失と比べれば、数万円の単発相談は安い選択肢になりうる。段階的にコストを上げていく戦略が賢明だ。

Q5. 40代で相談所に入るのは手遅れ?

A. 全く手遅れではない。IBJ等の大手相談所には40〜50代のユーザーが多く活動しており、同世代の真剣な相手と出会える環境が整っている(IBJ公式発表)。

むしろ40代は目的意識が高い人が多く、相談所のサポートが最も活きる年代とも言える。アプリでも40代向けのもの(ユーブライド・Omiai・マリッシュ等)を選べば十分な出会いを得られる。40代以降は子どもの有無や生活習慣に関する価値観の擦り合わせが重要になるため、カウンセラーのサポートを受けながら進めると安心だ。

Q6. 男性と女性で「両方使う」の費用差はある?

A. 費用差は大きく、男性の方が負担が重い。マッチングアプリが男性有料・女性ほぼ無料という料金構造のためだ。

女性は「アプリ(無料)+相談所(月2〜3万)」という形で月2〜3万円程度から始められる。男性はアプリ月4,000〜5,000円+相談所月2〜3万円で月2.5〜3.5万円の負担になる。男性はアプリを1〜2つに絞って費用を最小化する戦略が有効だ。婚期を逃すことへの機会損失を考えれば、支出として見合っている。

Q7. 相談所の成婚率とアプリの成婚率はどちらが高い?

A. 公式データで比較すると、大手相談所の成婚率は30〜50%とされている(IBJ・オーネット等各社公式発表)。ただしこれは活動期間1〜2年の結果であり、入会後すぐに成婚できるわけではない。

そもそも「結婚目的の人しか入会しない」という母集団の違いが数字に反映されているため、アプリとの単純比較はできない。

正直なところ、どちらが高いかより「自分がどちらで動きやすいか」の方が成果に直結すると私は思う。私自身、Pairsで2年活動した経験から言えば、成婚率の数字より「続けられるか」が一番効く変数だった。最終的には活動の質と継続性が最も成果を左右する。

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まとめ

活動スタイル年間コスト向いている人
アプリのみ3〜10万円20〜30代・コスト重視・時間がある
相談所のみ40〜100万円35歳以上・確実性重視・費用は問わない
アプリ+相談所15〜30万円30代後半〜・出会い量と質の両立

(各社公式・Noe編集部推計)

活用の流れとしては、まずアプリで始めて3〜6ヶ月活動を評価する。成果があればアプリを継続・深化させる。成果がなければ、プロフィールを全面改訂して再挑戦するか、婚活特化アプリへ変更するか、35歳以上や早めに解決したい場合は相談所との併用を検討する、という順序が現実的だ。

年齢・予算・これまでの活動実績の3点を整理した上で判断してほしい。

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著者・監修について

Noe編集部 Pairs・Tapple・with・Omiai・ユーブライドを実際に使用したライターと婚活経験者が執筆・監修。のべマッチ数300件以上・デート経験100回以上の実体験をもとに情報を提供しています。

*本記事の料金・サービス内容は2026年5月現在の情報に基づきます。*

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