病児保育は「あるかないか」ではなく「いくらか」で差がつきます。東京23区はすべて実施していますが、1日あたりの料金は江戸川区の0円から新宿区の3,500円まで開いています。15区が2,000円で並ぶ一方、上下に外れる区があります。子どもが病気になる回数は選べないので、年間で何日使うかによって差は積み上がります。2026年8月27日に23区すべての公式ページを確認しました。
STEP1|区と使う日数を入れる
同じ日数を23区で使ったら
減免を適用していない通常料金での比較です。給食費・おやつ代など別途かかる費用は含みません。
この区の条件
東京23区の1日あたりの料金
安い順に並べています。減免の条件は区ごとに区分が違うため、原文のまま載せています。
| 区 | 1日あたり | 料金の記載(原文) | 減免 |
|---|---|---|---|
| 江戸川区 | 0円 | 無料(保育料)。別途キャンセル料・食事代等の料金がかかる場合あり | 保育料が無料のため減免制度の記載なし(非課税世帯・生活保護世帯の扱いについて区ページに記載なし) |
| 板橋区 | 1,500円 | 1人1日1,500円(半日料金の設定なし) | 生活保護世帯および前年度分住民税非課税世帯は区が利用料を負担(実質無料) |
| 千代田区 | 2,000円 | 1日当たり2,000円(半日料金の設定は記載なし) | 生活保護世帯および区民税非課税世帯等は減免措置あり(利用・支払い後の清算制。詳細は区役所子ども支援課へ問い合わせ) |
| 中央区 | 2,000円 | 子ども1人につき1日2,000円(半日料金の設定は記載なし) | 生活保護世帯・住民税非課税世帯は全額、所得税非課税世帯は半額を区が助成 |
| 港区 | 2,000円 | 区内在住者2,000円/日(区外在住者3,000円/日)。半日料金の設定は記載なし | 区内在住者に限り、区民税非課税世帯または生活保護受給世帯は利用料免除制度あり(各施設へ申し出る) |
| 墨田区 | 2,000円 | 1人1日につき2,000円(半日料金の設定なし) | 区の利用料助成制度あり(申請制)。生活保護法による被保護世帯は利用料の全額を助成、当該年度分の区市町村民税が非課税の世帯は利用料の半額を助成。利用後に申請書+領収書原本を提出し口座振込。 |
| 江東区 | 2,000円 | 1日1人2,000円(半日料金の設定なし) | 区の利用料助成制度あり(申請制)。生活保護世帯は全額(2,000円)、令和8年度住民税非課税世帯は全額(2,000円)、令和7年分所得税非課税世帯は半額(1,000円)を助成。利用月の翌月15日必着で保育支援課事業支援係へ郵送申請し口座振込 |
| 品川区 | 2,000円 | 区内在住者 1日2,000円/区外在住者 1日5,000円(半日料金の設定なし) | 区の利用料助成制度あり(申請制・区内在住者のみ)。生活保護受給世帯は2,000円、住民税非課税世帯は2,000円(実質全額)、住民税均等割のみ課税世帯は1,000円(実質半額)を助成。4月〜6月利用分は前年度の課税状況で判定。利用日の月末から1か月以内に保育施設運営課へ申請し口座振込 |
| 世田谷区 | 2,000円 | 1人1日2,000円 | 生活保護世帯・所得割課税額が0円の世帯(均等割のみ課税世帯を含む)・里親世帯は利用料免除(0円) |
| 渋谷区 | 2,000円 | 1日2,000円(区外在住者は1日5,000円) | 非公表(区の病児・病後児保育制度ページに住民税非課税世帯・生活保護世帯の減免に関する記載なし) |
| 中野区 | 2,000円 | 1日2,000円(前年分所得税課税世帯)/前年分所得税非課税世帯1,000円/前年度分住民税非課税世帯・生活保護世帯0円。ひとり親世帯は半額 | 前年度分住民税非課税世帯・生活保護世帯は0円。前年分所得税非課税世帯は1,000円。ひとり親世帯は半額。いずれも登録時に申し出が必要 |
| 豊島区 | 2,000円 | 1日2,000円(病後児保育室3施設)/診療所併設の病児保育室2施設は1日2,200円(消費税込)。半日料金の設定は非公表 | 生活保護世帯は無料、区民税非課税世帯は半額。利用料減免申請書の提出が必要で、年度ごとに申請。給食費は減免対象外。減免は申請書を提出した日以降が対象 |
| 北区 | 2,000円 | 1人1日2,000円(昼食代500円は別途)。都立駒込病院「ろびん」のみ1日3,000円。半日料金の設定は非公表 | 住民税非課税世帯および生活保護世帯は2,000円、住民税均等割のみ課税世帯は1,000円を、利用後に区へ申請することで助成(実質無料または一部負担)。都立駒込病院「ろびん」は助成の対象外。あわせて幼児教育・保育の無償化の対象(保育の必要性の認定が必要) |
| 荒川区 | 2,000円 | 1日につき保育料2,000円(別に給食費300円/昼食・おやつ・ミルク等)。半日料金の設定は非公表 | 保育料表の生活保護世帯(A)または非課税世帯(B)に該当する児童は保育料無料(4月〜8月は前年度分、9月〜翌年3月は当該年度分の市区町村民税額で算定)。加えて幼児教育・保育の無償化の対象で、認可保育園に在園していない3〜5歳児で保育の必要性の認定を受けている児童が対象(無償化の対象は保育料のみ、給食代等は対象外) |
| 練馬区 | 2,000円 | 1日2,000円(別途、給食費等の負担あり/半日料金の設定なし) | 生活保護世帯は無料、住民税非課税世帯は無料、所得税非課税世帯は1,000円。各施設または保育課へ利用料免除・減額申請書と証明書類を提出 |
| 足立区 | 2,000円 | 病児保育:1日2,000円(弁当等は持参)/病後児保育:平日2,500円・土曜2,000円(給食費込み) | 病児保育:生活保護世帯・里親世帯・特別区民税非課税世帯は2,000円全額免除、均等割のみ課税世帯および特別区民税所得割課税額15,000円未満の世帯は1,000円減額(別途申請と証明書類が必要)。病後児保育:生活保護世帯は無料(証明書の提出が必要) |
| 葛飾区 | 2,000円 | 1日児童1人あたり2,000円(半日料金の設定は区ページに記載なし) | 生活保護法による被保護世帯・児童福祉法に規定する里親世帯・前年度分特別区民税非課税世帯は利用料2,000円を免除。前年度分特別区民税のうち均等割のみ課税の世帯、および区民税所得割課税額が15,000円未満の世帯は1,000円を減額(9月から3月までの月は当年度分で判定) |
| 目黒区 | 2,100円 | 1日2,100円(当日施設で支払い) | 生活保護世帯は乳幼児1人につき1日2,100円を助成し実質無料。区市町村民税非課税世帯・均等割のみ課税世帯は1日1,100円(1,000円減免) |
| 台東区 | 2,300円 | 1日2,300円(利用料2,000円+食事・おやつ代300円)。延長保育なし、17:30を過ぎた場合は600円/30分 | 生活保護世帯・区民税非課税世帯は1日300円(食事代のみ)、所得税非課税世帯は1日1,300円(利用料1,000円+食事代300円) |
| 大田区 | 2,500円 | 1日2,500円 | 生活保護世帯・区市町村民税非課税世帯は無料。区市町村民税均等割額のみ課税世帯は1日1,500円。減免対象者は課税情報確認への同意書の提出が必要 |
| 杉並区 | 2,500円 | 1日1人2,500円(杉並子育て応援券も利用可) | 利用料変更制度あり。生活保護世帯・中国残留邦人等支援給付受給世帯・都道府県知事から委託を受けた児童を養育している里親は0円、前年中の世帯全員の住民税が非課税となる世帯は1,000円。事前に区の審査・申請が必要 |
| 文京区 | 3,000円 | 1人1日につき3,000円(施設により朝・夕方30分の加算料金 各300円) | 前年度住民税非課税世帯・生活保護世帯は利用料全額を口座振込で助成(保育利用料以外は対象外。利用日の3か月後の末日までに申請) |
| 新宿区 | 3,500円 | 病児保育 基本利用料3,500円/日(4時間未満の利用2,000円)/病後児保育 2,000円/日。延長600円/30分、昼食・おやつ代500円/日(おやつのみ150円) | 生活保護世帯、住民税非課税世帯等では利用料金が減免になる場合あり(減免率・上限は区の案内に記載なし。詳細は各施設に問い合わせ) |
調べるときに間違えやすいところ
料金のほかに給食費・おやつ代がかかる区がある
表示している金額は保育料そのものです。区や施設によっては、これとは別に給食費・おやつ代・医薬品代などがかかります。練馬区は「別途、給食費等の負担あり」と明記しています。合計は施設に確認してください。
減免は「区分」が区ごとに違う
生活保護世帯・住民税非課税世帯・所得税非課税世帯という3区分を設けている区もあれば、区分の異なる区もあります。本ツールでは減免後の額を計算せず、区の記載をそのまま表示しています。該当しそうな場合は必ず区または施設にご確認ください。
使う前に「事前登録」がいる
ほとんどの区で、利用の前に施設への事前登録が必要です。子どもが熱を出してから登録しようとしても間に合いません。元気なうちに登録を済ませておくのが前提の制度です。登録の窓口が区ではなく各施設という区も多く、練馬区は「保育課窓口では受け付けなし」と明記しています。
医師の診療情報提供書が必要なことが多い
利用前に医療機関を受診し、区や施設の様式の診療情報提供書を書いてもらう必要がある区が多くあります。この書類の発行に費用がかかる場合もあります。当日の朝に受診してから預けるという流れになるため、時間の見積もりに入れておいてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 病児保育は1日いくらかかりますか?
東京23区では1日あたり0円(江戸川区)から3,500円(新宿区)まで開いています。15区が2,000円で、これがいちばん多い金額です。2026年8月27日現在の各区公式ページの記載にもとづく金額で、これとは別に給食費・おやつ代などがかかる区があります。
Q2. 病児保育をやっていない区はありますか?
東京23区はすべて病児・病後児保育を実施しています。差がつくのは有無ではなく料金と利用条件です。ただし区内の実施施設数は区によって違い、希望日に空きがあるとは限りません。
Q3. 料金が安くなる制度はありますか?
多くの区で減免があります。生活保護世帯・住民税非課税世帯・所得税非課税世帯という3区分を設けている区が多いものの、区分の切り方は区によって違います。本ツールでは減免後の額を計算せず、各区の記載をそのまま表示しています。該当しそうな場合は区または施設にご確認ください。
Q4. 何日まで続けて使えますか?
「1回につき連続7日まで」としている区が多数ですが、練馬区は「原則として一つの病気につき6日間」です。年間の上限日数まで定めている区もあれば、上限の記載が公式ページに見当たらない区もあります。本ツールでは各区の記載をそのまま表示しています。
Q5. 当日いきなり預けられますか?
ほとんどの区で事前登録が必要です。子どもが熱を出してから登録しようとしても間に合いません。登録先が区役所ではなく各施設という区も多く、練馬区は「保育課窓口では受け付けなし」と明記しています。さらに利用前に医療機関を受診して診療情報提供書を書いてもらう必要がある区が多いため、当日の朝は受診から始まります。元気なうちに登録を済ませておくのが前提の制度です。
Q6. この情報はいつのものですか?
2026年8月27日に23区すべての公式ページを確認した内容です。料金・条件は年度で変わるため、利用前に必ず各区の公式ページでご確認ください。本ツールには各区の出典リンクを載せています。
出典
すべて各区の公式ページで確認しました。確認日は2026年8月27日です。制度は年度で変わるため、利用前に必ず公式ページをご確認ください。
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